お話いただいたのは

事務所名メディカル ユナイト ラボ
所在地福岡県北九州市
社会保険労務士
薬剤師
八木 佑樹さま
HRbase PRO導入時期2024年10月

導入前の課題

  • 実務経験がないため知識の補完がしたかった
  • リーガルチェック済の、正しい知識を手に入れたかった
  • トラブル対応時の法律的な知識と、事例が知りたかった

導入の効果

  • AIでセミナーの骨組み作成などの準備を行えている
  • 開業時のサイトや、プロフィール作成にも役立った
  • コンサルティングに注力したいため、そのときの頼りにもなっている

薬剤師から転身、メディカル領域特化の事務所を開業

ー事務所について教えてください。

八木
開業してまだ間もなく、現在は本格的に活動をするための準備を進めています。屋号からわかる通り、医療・介護分野に特化した事務所を目指しています。

私は薬剤師として、様々な職場で働いてきました。自身の経験を基に、労務管理の専門家として、多くの医療、介護従事者の皆様の「働きやすい環境」の実現をサポートできればと考え、思い切って独立開業をしたという経緯です。

八木さま

ー在職中に資格を取得されたのですか?

八木
調剤薬局から医薬品の卸会社に転職したときに少し時間ができ、勉強を開始しました。元々医療経営には興味があり、「医療はサービス業」ということと働く人のマネジメントが重要だということに気付いてから、それに関連する仕事に興味が湧きました。
そこで社労士という資格に興味を持ち、3回目で合格しました。

ー医療業界にはどのような労務課題があるのでしょうか。

八木
体質がまだ古く、患者さまへの対応と労働環境がうまくリンクしていないという課題が浮き彫りになってきています。また社会保険で成り立っている業界のため、サービスの質を上げても価格に転嫁できないという課題もあります。
そこに人材不足が重なり、人材紹介会社にコストをかけざるを得ないという現状もありますから、採用や定着という課題に対してもアプローチしていきたいと考えています。

ー現場課題を知っていらっしゃることは、大きな強みですね。

八木
そうですね。チームづくりをお手伝いしたいという想いがあり、屋号にも団結を意味する「ユナイト」という言葉を使っています。社労士の範疇である法律や労働基準法だけではなく、そこに医療従事者としての付加価値をプラスして提供することで、総合的に支援ができる存在を目指しています。

HRbase PRO導入後に広がった「活用の幅」

ー導入のきっかけを教えてください。

八木
HRbase PROは広告で知り、資料請求とトライアルをして検討を進めました。
私は異業種からの参入で、社労士実務の経験があるわけではないため、信頼できる情報が手に入るAIという部分に興味を持ちました。
実際使ってみると、とても頼れる存在だということがわかりました。ネットで調べる内容と違い、ソースがしっかりしているため安心して使えます。

ー情報収集と、その正確性の担保のために導入いただいたということですね。

八木
当初はそうだったのですが、実は、実際に活用を始めると予想外の部分で役に立つことがわかりました。活躍の幅が広がり、使う頻度も上がってきています。

ー調べ物以外に、どのような活用をされているのですか?

八木
マーケティングの領域ですね。
私は給与計算や手続きよりも、コンサルティングに注力していきたいと考えており、そのためにセミナーに注力していく予定です。HRbase PROはその準備に役立つことがわかりました。

ー具体的にはどのように活用されていますか?

八木
HRbase PROの「特化型アシスタントAI」に、セミナーで話す内容の構成案を相談しながら骨組みをつくっています。セミナーのチラシの原案をつくる際にも、AIと壁打ちをしながら進めることもあります。

セミナーのスライド作成もAIでできる時代になりましたよね。HRbase PRO以外にも便利なツールが出てきていますが、労務管理に特化した内容でスライドを作成できるのは、HRbase PROならではだと思っています。

ー労務相談以外にも活用してくださっているのですね!

八木
HRbase PROは労務相談以外にもさまざまなタスクで使えるという実感を持っています。

事務所開業のときも、設立ストーリーをAIに読み込ませ、公式プロフィールを作成するなど大活躍でした。そのようなタスクは経験がないと難しいですよね。でもAIに文章やたたき台を出してもらうことで、ホームページもパンフレットも自分で作成することができ、開業のはずみがつきました。

専門家には、必要な知識を引き出すためのスキルが必要

ーAIが当たり前になった時代の開業では、最初から経営のすべてにAIを活用することができますね。

八木
そうですね。
今後は、法改正や今まで取り扱いをしたことのない知識のインプットにもどんどん活用したいです。また、コンサルティングをサービスの中心に据えていく以上、トラブル対応なども発生すると考えており、そのようなときにもHRbase PROは頼りになりそうです。

実際、解雇トラブルなどのご相談を受けることもあり、そのようなときには法律上正しい知識と、事例を知っていくことが必要です。
HRbase PROには、より多くの事例や判例を追加しておいていただけると自分の引き出しが増えて嬉しいですね!

ー事例は引き続き追加していく予定です。ぜひご活用ください。

八木
自分も薬剤師ですが、薬の知識をすべて持っているわけではありません。しかし専門家には、必要なときにどのように情報を引き出すかという「調べ方」のスキルが重要なこともよく知っています。

労務管理もきっと同じで、社労士だからといってすべての知識があるわけではない。だからこそ、AIなどをうまく利用して「活用スキル」を上げていきたいと考えています。

HRbase PROを全方向で活用し、チームづくりを支援

ー薬剤師をされていた頃と、ワークスタイルは大きく変わったのではないでしょうか。

八木
確かにめちゃくちゃハードにはなりましたが、めちゃくちゃ楽しいと感じています。もちろんまだ事業は軌道に乗っていませんが、それでも自分なりのビジョンを持ち、自分の手で仕事をつくり出していける環境は、とても有意義です。

年齢も今年で40代に入りますが、今からこんなにワクワクできることがあるのは、ありがたいと感じています。

ーこれからの事務所の展望を教えてください。

八木
医療従事者の方や、介護職の方はこれからもっと大変になっていくと思います。離職率も高いですし、課題は山積みです。しかしこれからもっと求められる仕事でもありますから、医療や介護の現場に入り込み、「よいチームづくり」のサポートがしたいというのが、開業の想いです。

社労士業務の提供はあくまでひとつの側面で、研修や面談などさまざまな支援の形があると思います。今準備を進めているセミナーは、その足がかりのひとつです。

せっかく開業をしたので、いずれ法人化も視野に入れたいですね。それまでHRbase PROを全方向で活用して前進していきたいと考えています。

ーありがとうございます。労務相談はもちろん、経営全般のお役に立てるよう、今後も開発を進めてまいります。

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