
お話いただいたのは
| 事務所名 | マクシブ社会保険労務士法人(マクシブ総合会計事務所) |
| 所在地 | 東京都中央区 |
| 代表パートナー 公認会計士・税理士 | 金子 太妥志さま |
| 特定社会保険労務士 | 島津 朋子さま |
| HRbase PRO導入時期 | 2024年6月 |
導入前の課題
- ひとり体制のため、小さな疑問をすぐに解消できる体制をつくりたかった
- 法改正などの正しい情報を素早く得られるサービスを探していた
- 質の高いフォーマットがまとまっているサービスを利用したかった
導入の効果
- 15分かかっていた調べものが2~3分で済むようになった
- AIによって必要な情報がまとめて手に入り、効率化ができた
- 書式やフォーマットも納得のいくものが手に入っている
2024年、念願の社労士法人を設立
ーマクシブ社会保険労務士法人と、その母体となるマクシブ総合会計事務所について教えてください。
金子
私は会計士で、マクシブ総合会計事務所の代表を務めています。2008年に独立して1人で事業を開始しました。そこから10数名の体制になり、銀座に事務所を構えたのが2021年です。
会計税務のお手伝いをしていると、社会保険や給与計算のニーズがとても大きいことに気付きます。会計事務所の顧問先が増えるにつれて、いつか社労士法人を併設してシナジーを生みながらお互いに成長をしていけたらいいのではないか、と考えていました。
しかしなかなかよい社労士さんに巡り会えずにいたのですが、たまたま島津と出会い、念願の社労士法人を設立することができました。
島津
私は以前も会計事務所での社労士法人立ち上げを経験しており、その経験も活かせると思い、マクシブに加わりました。
金子
現在、社労士法人ではまずは会計事務所の顧問先の手続きなどを担ってもらい、今後は新規開拓なども協力して進めていけたらと考えています。顧問先には比較的若い経営者様や、会社を設立されて間もない方が多いため、私たちも会社設立時から税務と労務を任せていただける体制をご提供していきたいですね。
ー各所にマスコットキャラクターがいて、とても気になっています・・・!
金子
このキャラクターは「ぶしくま君」と言います。マクシブを反対から読んでいただければと思うのですが、その名の通り武士の格好をしたクマで、スタッフが考案し、自身でデザインもしてくれました。ぬいぐるみにしてからはSNSなどにも登場しています。
ーXの投稿も積極的にされていますね。
金子
主に中央区の情報を発信しています。少しずつ周辺の企業様からのお問い合わせもいただけるようになってきました。
新しいサービスを探していて発見したHRbase PRO
ーここからは実際にHRbase PROを活用いただいている島津さんにお話を伺います。現在はおひとりで社労士業務を行っているということですが、体制を教えてください。
島津
社労士法人は立ち上げて間もないため、現在は私のみで業務を行っています。会計事務所のスタッフにもサポートをしてもらっています。
ーHRbase PROを導入したきっかけを教えてください。
島津
開業時に、労務情報サービスの導入を検討していました。最近は法改正も多いですし、当面はひとりですから。
老舗のサービスも多い中、「もしかして自分のまだ知らないサービスがあるのではないか」と考え、調べているときにHRbase PROを発見しました。AIのサービスということで、新しいなと感じました。
ー労務アシスタントAIをお使いになった印象を教えてください。
島津
実は・・・最初に労務アシスタントAIを使ってみたときは、私の求める情報にすぐにたどり着けませんでした。時期的に、今ほどAIの精度が高くなかったのかなと思います。
ーそれは申し訳ありませんでした。導入いただいた時期にAIの大規模なリニューアルを行っており、そこから精度が上がっているかと思います。
島津
そうなんです。ある時期を境に、AIの回答精度がグッと上がったと感じています。ほしい情報が見つかりやすくなったのはもちろん、ラフな聞き方をしてもきちんと答えてくれるようになりました。
ーHRbase PROでは日々精度のアップデートを行っております。気になる点がありましたらいつでもお声をお寄せください。

導入前のふたつの課題
ー導入前には、どのような課題をお持ちでしたか?
島津
課題はふたつありました。
ひとつ目は情報収集の課題です。以前は30人体制の組織にいたため、わからないことがあれば横にすぐ聞けました。しかしひとりの社労士法人となると、「私はこう思うけど、合ってる?」などの小さな疑問解消がしにくくなります。
法改正のキャッチアップも大変ですし、とにかく正しい情報を素早く得られるサービスが必要だと感じていました。
もうひとつは、フォーマットの必要性です。
労務管理をしていると、かなりの量の書式やフォーマットが必要になりますよね。もちろんネットで探すこともできますが、手間もかかりますし、自作も大変です。それなら初めから、質の高いフォーマットがまとまっているサービスを利用する方が効率的ではないかと考えました。
ー情報のキャッチアップができること、フォーマットが手に入ることの2点が、HRbase PRO導入の決め手になったのですね。
島津
そうですね。その2点は、自分の業務の効率化につながると感じ、導入を決めました。
15分かかっていた調べものが2〜3分に
ーふたつの課題は、HRbase PROで解決できていますか?
島津
調べものの時間は、確実に時短できています。Google検索も使いますが、ピンポイントの情報を探すのには時間がかかりますよね。近しい情報が出てきても、やっぱりこれじゃない・・・の繰り返しですが、HRbase PROではほしい情報がスムーズに手に入ります。
これまで15分はかかっていた調べ物が2〜3分で済み、さらに必要な情報がまとめて入手できますから、効率化のためにもAIを使わない日はないですね。
書式やフォーマットもシンプルで好きですし、育児介護休業に関する書類一式はとても便利で、もうそのまま顧問先に渡してしまいました!
ーAI機能も積極的に使っていただいているようですね。
島津
私はHRbase PROとChatGPTを使い分けしています。
専門的な知識が欲しいときや、必要な情報が明確なときはHRbase PRO。それ以外の文章作成や、曖昧な質問などはChatGPTに聞くことが多いですね。業務中は、両方立ち上げっぱなしにしていますよ。
会計事務所での経験が呼んだ、マクシブとの縁
ーおひとりで効率的に業務を進められている島津さんですが、会計事務所での社労士法人開設は2度目ということで、これまでのキャリアについて教えていただけますか?
島津
20代で社労士資格を取得しましたが、はじめは特に労務の仕事をしていたわけではありません。
たまたま参加した社労士勉強会で知り合いが増え、どうせなら資格を活かして働こうと思い、外資系の税務コンサル会社で労務管理の業務に就いたのが会計事務所とのご縁のスタートです。
転職後も会計事務所に社労士として勤務し、給与計算や社会保険手続き、労務相談など幅広く対応しました。結果的にその会計事務所で社労士法人を立ち上げることになり、代表を務めたのが、はじめての開業ですね。
そこは会計チームが約50人、HRが約30人の組織になりましたが、8年間勤務し、病気を機に法人の代表を退いています。回復後はフィンテックの会社に入社してHRの仕事をしていたのですが、M&Aで会社の体制がガラッと変わっちゃって。「じゃあ、このタイミングでもう一度開業してみようかな」と思ったときに金子に出会っています。
ーまさに「会計事務所で社労士法人を立ち上げたい」という金子代表のミッションにぴったりのキャリアですね!
島津
おかげさまで少しの経験がありますから、今はひとりで対応できています。少しずつスタッフも増やしていきたいですね。

スピードを落とさず、サービスの幅を広げていきたい
ーHRbase PROで効率化が進んだら、次は何をしたいとお考えですか?
島津
新しいジャンルの勉強もしたいですし、社労士以外にも興味があることはたくさんあります。その自分の経験は、絶対に仕事にも活きると思いますし、せっかくですからさまざまなことに挑戦しながら自分のできる範囲を広げていきたいですね。
ー社労士法人のビジョンなどあればお聞かせください。
島津
金子も、規模を大きくしていきたいとは考えていると思います。しかし実際に社労士法人でスタッフを迎えたとき、スピードを落とさないようにしないといけないと考えています。
私にすぐに聞けないときに手が止まってしまったら、増員した意味がなくなりますよね。
ありがたいことに最近ではHRbase PROをはじめとしたAIツールが充実してきており、手続きについては正しい情報がすぐに手に入るようになりました。
HRbase PROユーザーの先生の導入事例を拝見すると、ナレッジの標準化を目的にされているケースが多いようですね。スタッフが複数名になったときは、私もそのような活用方法を検討したいです。
ーHRbase PROは事務所規模にあわせてさまざまな活用方法があります。ぜひ今後もご活用ください。
金子
いい人材も集まりはじめ、事業全体も少しずつ回り始めています。社労士法人ができたことで提供できるサービスの幅も広がってきました。
5年、10年後を見据えて事務所経営をしていきますので、今後も応援していただけるとありがたいと感じています。

